4. 中学受験・高校受験・大学受験

有名私立中学受験、中高一貫校の受験対策、高校受験と入試の傾向と対策。


暁星小学校 吉川校長先生と面談しました(1)

<2022年度入試 暁星小学校レポート> 暁星小学校は、キリスト教の男子校で、規律正しい伝統校、進学校として広く知られています。鍛錬、切磋琢磨といったイメージの強い学校ですが、その教育の実際を吉川直嗣校長先生にうかがってまいりました。実は、吉川先生とは、私の息子が在学中に担任を受け持っていただいたご縁がございます。その後、息子の学年は、その過半数が現役で医学部に進学しました。医学部現役合格率の高さも暁星の魅力のひとつです。ちなみに、2019年の医学部医学科現役合格率は、堂々の全国第一位です(インターエデュ調べ)。   今回の面談趣旨ですが、暁星 […]


中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」~その勉強法、間違っています~ 理科・社会篇

中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」~その勉強法、間違っています~ シリーズ一覧 私は20年以上学習塾で指導していますが、個別で指導する場合、指導依頼の7割が算数で、2割が国語です。算数・国語の2科目で入試を行う学校も少なからずあるため、このような割合になるのかもしれません。しかし、4科目が必修の学校を受験する予定にも関わらず、理科と社会を受講しない、という方も多くいらっしゃいます。保護者の方に理由を伺うと、「暗記科目だから、家で自分でやらせます」とおっしゃいます。その言葉通り、テストで高得点をとる子もいます。「家庭できちんと勉強できているな」と […]


中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」~その勉強法、間違っています~ 国語篇

中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」~その勉強法、間違っています~ シリーズ一覧 例年になく、夏休みらしくない夏休みが終わりました。昨年までとは全く違うカリキュラムや形態で夏期講習を行った塾も多かったでしょう。何かと落ち着かない情勢の中でも、受験を控えたお子様たちは一生懸命に学習に取り組んでいることと思います。その一生懸命は成績アップにつながっていますか。「頑張っているのに点数につながらない」とお悩みのお子様や保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 中でも国語は、成績を上げるのが難しい教科と言われています。国語が苦手な子は、何でできないの […]


成長の樹 6 ~人類進化の方向性(より良く生きるために)~

より良き保育・子育て・教育を見出すためには、その教育法がどの様な人間を造りだすかを見極めることが必要です。同時に、人類の進化の方向性を探り、教育法と人類の進化が合致しているか確認しなくてはなりません。人類進化の方向性と教育法が合致していれば、その教育法は自然の摂理に沿ったものと言えましょう。 人類の進化は「前頭連合野」の発達によるもので、他の類人と比べ「前頭連合野」の大きさが5倍に発達しました。 進化論的な見方で人類の進化を見てきましょう。 人類はよりよく生きるために、二つの方向性の進化をしました。 ① 計画能力、問題解決能力の向上 ② 社会の一員として […]


中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」 ~その勉強法、間違っています~ 算数篇

中学受験「勉強しているのに成績が上がらない」~その勉強法、間違っています~ シリーズ一覧 新型コロナウイルスによる感染症の影響で、子どもたちは学校に行くことできない日々が続きました。現在では多くの学校が再開されたとはいえ、先行きは不透明なままです。中学受験を控えたお子さんをお持ちのご家庭では、年間カリキュラム通りに塾の授業は進むのか、夏休みの短縮や土曜日の登校などもある中で、夏期講習などにも通うことができるのか、と不安を抱えていらっしゃることと思います。 5月13日に文部科学省から発出された「中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選 […]


高校受験 英語の早期教育のデメリット

2019年11月1日、文部科学省が大学入試における英語民間試験の2020年度の導入を見送る方針を固めたことが報道されました。英語に民間試験を導入することになったのは、「読む・聞く・書く・話すの4技能」を測定するためです。これまでのセンター入試は「読む・聞く」の2つの技能を問うものでした。それに加えて「話す力」「書く力」も測ることになり、これらの力を問うために民間試験を使うことにしたのです。 今回は見送りとなったとはいえ、受験生の「読む・聞く・書く・話すの4技能」を測定したい、という文部科学省の方針は変わらないと思われます。 また、2020年から、小学3、 […]


中学受験 過去問にいつ、どのくらい取り組むか

9月以降、6年生は通塾日数が増えたり授業時間が長くなったりと、夏休み以前にも増して忙しい日々を送っていることと思います。また、学校では最高学年として、委員会やクラブ活動、学校行事での役割も大きなものとなってきます。 それに加えて、この時期には過去問にも取り組み始めなくてはなりません。過去問は一般に「第1志望校は5年分、第2志望校は3年分、滑り止め校も1年分」に取り組むのが良いなどと言われます。受験科目が4科目、1科目40分のテスト時間とすると、これだけの量をこなすには、解くだけでも単純計算で24時間が必要となります。 忙しい毎日を送る受験生のお子様にとっ […]


高校受験 都立高校入試制度のいま・むかし

昨今、中学受験が過熱している、と言われています。実際、東京都内には中学受験率が90%以上、という公立小学校もあります。 そうは言っても、東京とその近隣自治体に限っても、私立中学受験率は15%程度です。受験した全員が私立中学に進んだと仮定し、公立中高一貫校に進学した数を考慮に入れても、80%以上のお子様が高校受験を経験する計算になります。そして、高校受験においては、ほとんどのお子様が都立高校を第1志望校としています。 では、多くのお子様にとって、そして子どもを持つ多くの親御様にとって、避けて通ることのできない都立高校受験では、どのような選抜方法が取られてい […]